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近鉄バス百科 その他もろもろ

信貴生駒スカイライン


信貴生駒スカイラインについて

 信貴生駒スカイラインは、大阪府と奈良県の境目にそびえる、生駒山系を南北に縦断する有料道路です。近鉄本社が建設・所有し、近鉄バスが運営管理(分社化前も自動車局管轄だった)しており、年間約48万台(平成14年度)が通行しています。
 建設は1950年代後半から60年代前半(つまり昭和30年代)に行われました。
 区間としては3路線に分かれており、それぞれ山上線、宝山寺線、信貴山線に別れ、全長は20.9kmに及びます。区間中、14箇所の市町境を通ります(大阪府大東市、四條畷市、東大阪市、八尾市、奈良県生駒市、平群町、三郷町の各市にまたがる)。
 大阪側からは、阪奈道路の生駒登山口から入り、聖天口から分岐して宝山寺(生駒聖天)、聖天口からそのまま進んで生駒山上、さらに暗峠(くらがりとうげ)、立石越を経て、高安山。高安山から信貴山門へ達します。
 なお、高安山〜信貴山門間は、元々は鉄道線が通っていた区間で、1930(昭和5)年に近鉄の前身、大阪電気軌道が子会社の信貴山急行によって開業(1067mm軌間、複線)したものですが、戦争の際に不要不急路線として撤去され、そのまま廃止になってしまいました。1957(昭和32)年に西信貴鋼索線(ケーブルカー)の復活に際しては、バス専用道路に整備して近鉄バスが信貴山上線を開設、のちに一般車も通行可能なように変更されています。 

線名 区間 距離 開業 幅員 最急勾配
山上線 生駒登山口〜聖天口〜生駒山上 4.5km 1958年8月6日 7m 10%
宝山寺線 聖天口〜生駒聖天駐車場 2.3km 1960年12月30日 6.5m 10%
信貴山線 生駒山上〜高安山〜信貴山門 14.1km 1964年4月28日 6.5m 10%

料金と営業時間

スカイラインのバス通行券
通行券

 有料道路のため、各所に料金所があります。現在は聖天口、生駒山上、信貴山門に設けられています。また、原則として夜間は営業を休止し、閉鎖されることがあります。
 また、自動車専用道路のため、道路を歩くことは禁止されています。並行する登山道などを通ってください(事故になっても責任は負えないということです)。
 なお、阪奈道路や雁多尾畑から信貴山へ達する府道などは区間や時間帯によって二輪車の通行が制限されますので、利用の際は注意が必要です。

料金表(2000年9月1日改定)
回数券(9.1%引き)および1日券(普通車3,400円)もあります。また、障害者手帳に証明印があれば料金は半額となります。
区間 乗用車 マイクロバス 大型バス・トラック
生駒登山口〜生駒聖天(片道) 350円 850円 1,400円
生駒登山口〜生駒聖天・生駒山上(往復) 700円 1,700円 2,800円
高安山〜信貴山門(往復) 950円 2,400円 3,800円
全線片道 1,300円 3,250円 5,200円
全線往復 1,900円 4,750円 7,650円
営業時間 なお、時間外は閉鎖することがあります。大みそ日は変更されます
期間 時間
3月1日〜6月30日、9月1日〜10月30日 6:30〜24:00
7月1日〜8月31日 6:30〜深夜2:00
11月1日〜2月末日 6:00〜23:00

沿線のみどころ

 沿線は行楽地として、また寺社へのルートとして利用することが出来ます。
 主な見所を紹介します。
生駒山麓公園生駒市立の公園で、生駒登山口〜聖天口間にあります。入場無料。園内には入浴施設があるほか、近鉄生駒鋼索線で2000年まで使われていたケーブルカーが保存されています。生駒駅からは送迎バスも運行されています。
宝山寺生駒聖天):商売人から信仰を集めるお寺。洋風建築の獅子閣は重文。近鉄奈良線の前身、大阪電気軌道の開通によって参拝客が増えたことから、当時建設費用の増大で経営難にあった大軌に宝山寺が賽銭を貸したという話は有名。生駒側からはケーブルカーも通じる。
生駒山上遊園地スカイランドいこま):生駒山の頂上に戦前から続く遊園地。2003年12月から冬季休園に。入園は無料(アトラクション毎に料金が必要)。開園時からある飛行塔は名物。大阪・奈良・京都・神戸を望むロケーションのため在阪テレビ各局の電波塔があります。
暗峠:大阪と奈良を結ぶ旧街道との交差地。大阪側は近鉄バス四条畷線の箱殿停留所付近から。旧街道は石畳が有名だが、これでも国道だったりします。
信貴山朝護孫子寺:寅がシンボルのお寺。聖徳太子がこの山で毘沙門天王を感得され、大変に御利益を得たのが寅の年、寅の月、寅の日だったことから、寅の日には大変賑わいます。

スカイラインを走るバス

 信貴生駒スカイラインは、近鉄バスが全区間で路線バスの免許も持っています。
 生駒縦走線が竜間(阪奈道路)〜生駒登山口〜生駒山上〜高安山および生駒聖天口〜生駒聖天間、信貴山上線が高安山〜信貴山門間となっています。
 現在常時運転されるのは信貴山上線のみで、生駒縦走線は季節運行扱いになっています。
 縦走線については、毎年1月1日〜3日の三が日に限定して、生駒聖天〜生駒山上〜高安山〜信貴山門を直通するバスを運転しています。かつては、冬季を除く休日運行でしたが、1990年8月以降現在の体制になっています。運行計画は公式サイトに年末になると掲載されます。
 全くバスの運行をしていないのが、生駒登山口〜生駒聖天口間(竜間〜生駒登山口は阪奈生駒線が毎日運行)。1995年までは梅田から生駒山上までは毎休日運行(正月のみ生駒聖天行きになる)だったのですが、これがなくなりバスは走らなくなりました。ただし、免許があるため、運賃は設定されており、稲田・枚岡営業所のバス車内運賃一覧や公式サイトの運賃検索でも表示可能です。
 筆者が思うには、生駒山上の活性化などの目的も含め、1日4往復程度でも梅田や住道からの直通を復活させるなどのことはしてもよいのではと感じます。

(最終更新:2004.5.7)

 

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