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近鉄バス百科 車両篇3(観光バス、過去の車両)
旧2000番台 2階建てバス(パノラマカー/ビスタカー)

近鉄時代:資料(パンフレット)より
【社内番号2751/パノラマカー】 登録番号:大阪22あ4202
車種:日野RE 車台型式:K-RE161改 年式:1982年
エンジン:EB200型・水平直6無過給129kw(175ps)?
サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式板バネ?
車体サイズ(長×幅×高):11690×2480×3790(mm)
定員:乗客55+乗員2=57名 所属:布施営業所
1982年に登場した、国産の試作2階建てバス。当時ブームとなった2階建てバスは、いずれも輸入でしたが、この車は近鉄・日野の意地で作ったといっても過言ではない、そんな車です。
車体は、従来からある日野の大型バスに、スケルトン構造の2階部分を載せたといった感じで、見るからに改造車風です。足回りは低床路線バスのものを使っており、2階建てバスながら後輪は1軸のみ、路線バスばりに後扉まで備えています。
そもそも、近鉄としては路線バスとして使用したかったのですが、運輸局から認可が下りず、貸切登録になってしまいました。このため、車内設備があまりよくないことや、エンジンが路線用で非力ということもあり、近距離用として使用されていました。
観光バスとしては使いにくく、1987年に除籍、瀬戸大橋タワーに送迎用として売却されました。
*瀬戸大橋タワーにおける同車の姿はこちらにあります。

資料(観光バスパンフレット)より
【社内番号2001/VISTA CAR】 登録番号:大阪22あ5179
車種:日野ブルーリボン・グランビュー 車台型式:P-RY638AA 年式:1985年
エンジン:EF750T型・V8ツインターボ付264kw(360ps)
サスペンション:前輪独立懸架・後輪(2軸とも)車軸懸架式空気バネ
車体サイズ(長×幅×高):11990×2490×3790(mm)
定員:乗客55+乗員3=58名 所属:布施営業所
1985年1月に、日野自動車初の本格的観光用2階建てバスとして登場しました。当然、製造第1号車は近鉄に入り、看板貸切車になりました。なお、製造第2・3号車は奈良交通に入っています。
車体は、スケルトン構造をフルに活用し、スタイルも一新。このスタイルは追って登場した日野の観光系バスにも採用されています。
性能面では、ツインターボエンジンとして通常の車よりもパワーを確保、トランスミッションはフィンガーコントロール式を初採用、前輪には独立懸架、全輪にディスクブレーキを採用するなど、新機軸が満載でした。
外装色は、メーカーカタログ仕様そのままで、その後登場したスーパーハイデッカー車にも引き継がれています。
客室は、1階はサロンルームとし、ソファやLDカラオケ、TVモニター(松下製)やビデオカメラ、マージャン台を設置。コーヒーメーカーやアイスストッカーを装備したカウンター、公衆電話(硬貨式)も設置しています(トイレはありません)。
2階は、法規上サロンには出来ないため、2人がけの前向きシートを42席設置。TVモニター2台と前方を撮影するカメラも装備。ガイド専用席を設け、各席にはマルチチャンネルステレオもあります。
なお、日野の2階建てバス・グランビューは、2階建てブームが下火になりつつある頃に登場したため、量産効果が無く、1988年に大阪市営に入った車(にじ3号。2000年に他社に売却)を最後に、12台で生産を取りやめています。
このビスタカーは1993年に引退、売却されています。
高速用では需要が高まっているだけに、日野製2階建てバスをもう一度見てみたいものです。
(最終更新:2003.8.30)
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