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近鉄バス百科 車両篇2(夜行高速バス)

2000番台 夜行高速バス(その1)


クルーザー色化された2055号車 2055後面
パルケ色時代の2055号車 クルーザー塗装の並車!

(上)USJにて 2002.9.15 (下)パルケ塗装時代:稲田営業所にて 2000.11.7
(下右)2056号車:京都営業所にて 2002.5.25(木祖急氏撮影) *写真を押すと拡大表示します

 【社内番号2055】 登録番号:大阪22あ6319
 車種:日野ブルーリボン・グランデッカ 車台型式:P-RU638BB 年式:1990年
 エンジン:EF750型・V8無過給243kw(330ps)
 サスペンション:前輪独立懸架、後輪車軸懸架式空気バネ
 車体サイズ(長×幅×高):11990×2490×3640(mm)
 定員:乗客28+乗員2=30名 所属:稲田→八尾営業所

 現存する夜行高速車では、最も古いグループです。1988年の熊本特急線開業から1990年の夏までに開業した路線向けに、23台が導入されました。仕様は、時期によって異なっていますが、2055・6号車は1989年暮れからの2907号車以降と同じで、セレガに引き継がれたスイングドアや座面が低い座席が特徴です。座席は床に置かれた足置き板にくつを脱いで楽な姿勢になれます。他社では、いろいろ装備のついたシートがあり、中には使い方に困るものもありますが、このタイプは扱いが簡単です。
 性能面は、最近のセレガ、セレガRに比べても100馬力程度も小さくて非力、トランスミッションも棒シフトと今見ると隔世の感すら漂います。
 外装色は、2051・2053・2055・2057は路線専用色、他は旧SHD色(白ベースに赤+銀のライン)でしたが、1995年以降の更新工事で2053までは旧SHD色、2054以降は、96年登場の夜行車同様の新高速色(パルケカラー)に塗り替えられました。さらに現存する2054、2055号車(と売却された2056号車)はいずれも2002年に車体更新工事を行い、クルーザー塗装に変更となっており、まだ数年間は活躍が見られそうです。
 なお、このタイプは「セレガ」に対し、社内では「並車」という呼ばれ方をしています。
 2000年9月の甲府特急線運行に際し、2052号車が共同運行の山梨交通に、2001年の水戸特急線運行に際して、2051号車が関東鉄道に売却されています。両者とも高速バスに日野車はいないので、それが入るというのはかなりの珍事といえるでしょう。ほかに2053号車が明光バス(貸切用)、2057号車がいわき特急線開設に際し、常磐交通自動車に移籍しています。2003年には、さらに2056号車が軽井沢特急線開設に際して、千曲バスに移籍しました。2055号車も高知西南交通に移籍、2054号車のみが残っています。

(最終更新:2005.1.1)

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