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近鉄バス百科 車両篇1(一般路線車、過去の車両)
旧6000番台 大型路線バス(RE系 非冷房車)
(-)大東市役所前にて(岸本裕史氏撮影)
【社内番号6910】 登録番号:大阪22あ1419
車種:日野RE 型式:RE140 車体製造:帝国自動車工業 年式:1974年(1990年廃車)
エンジン:EB200型・水平直6無過給129kw(175ps)
サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式板バネ
車体サイズ(長×幅×高):11110×2460×3120(mm)
定員:乗客83+乗員1=84名 所属:枚岡営業所
1967年から1979年まで導入された、旧タイプの大型車です。車体はモノコック構造になっています。
車体製造メーカーは1975年に帝国自動車工業と金産自動車工業の両社が合併して日野車体工業となりますが、デザインは継続して同じものが作られていました。近鉄バスでは、1968〜73年式が金産製、74年式のみ帝国製でした。金産と帝国製では、側面最後部三角窓などに相違(金産は下辺が斜め、帝国は水平)がありました。
エンジンは水平エンジンで、床面積の確保に貢献しています。ただし、今から見ると175psですから小型バスなみだったのです。このあたりに隔世の感があります。
近鉄バスにおけるREはいずれも冷房を搭載せずに導入されましたが、1976年式以降については冷房化され(76〜77年式は冷房改造されなかった車もある)、塗装も78年式以降に採用されたアイボリー+赤となっています。一方、冷房を載せずに廃車となった車は、いずれもクリーム+茶色の塗装で1990年まで活躍しました。
1975年以前の車両は、側面方向幕は後扉脇のみで、出入口表示は幕式でした。また、74年以前の車両は、方向幕の向かって右側に「ワンマン」幕がありました(後に写真のように埋められた)。76年以降は前扉脇にも前のり系統用に側面幕が設けられ、出入口表示はサボ式になっています。なお、後面方向幕は69年式(と思われる)まで付いており、以降78年式で電動方向幕(それまで手動)になるまで非装備でした。
また、前面窓は1968年〜70年の前半までは上下左右に4分割された米・GMCタイプの視野拡大窓を採用し、70年の途中から2枚窓で上下方向が長いタイプの窓となりました。また、71年式までは京都市営バスで見られるような、左コーナーに小窓を設けていました(この関係で71年式のみウィンカー位置が低い)。
ドアの仕様は1971年式まで後扉が折り戸、以降は引き戸になっています。前扉は76年まで幅が狭く(72年式まではフロントオーバーハングも短かった)、ドア窓は金産製は小さく、帝国・日野車体製は大きくなっているなどの違いがありました。
非常口は、右側面後方ですが、1968〜69年式(金産)は最後部三角窓のすぐ前に幅の狭いものが(窓ははめ殺し)、70〜73年式(金産)は三角窓の前に2段窓1組をおいて幅も広がり、扉窓は上下2段式のサッシに。74年式(帝国)は位置は同じで窓はRの付いた引違い式。75年式以降(日野車体)ははめ殺し窓になっています。
冷房のない車は、晩年は塗装のせいで遠目からもわかるためか夏場は乗客に敬遠され(運転士は当時、担当車制だったのでもっと苦労)、もっと早くに引退させても良かったのかなという感じでした。
(最終更新:2004.7.17)
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