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近鉄バス百科 車両篇1(一般路線車、過去の車両)

旧5000番台 大型路線バス(RC系 冷房車)


阪奈線で活躍した5556号車

産業大学前にて  1990.3.31 *写真を押すと拡大表示します

 【社内番号5556】 登録番号:大阪22あ3700
 車種:日野RC 車台型式:K-RC321 年式:1980年
 エンジン:ER200型・水平直6無過給165kw(225ps)
 サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式板バネ
 車体サイズ(長×幅×高):11110×2460×3120(mm)
 定員:乗客83+乗員1=84名 所属:枚岡営業所

 1980年から82年まで導入された、冷房・大型方向幕付きの大型路線車です。昭和54年排気ガス期制適合車(K-)です。
 エンジンは1979年まで導入された、RE系にくらべ大幅にパワーアップしています。近鉄では、RC系は観光用として長らく使っていましたが、路線用では勾配路線用に少数保有していただけで、路線車への全面的な導入はこのときが初めてです。
 前扉は窓を上下2分割から一体型にし、前面・側面・後面に電動で一斉操作できる方向幕を備えています。特に前面と側面は大型化されて見やすくなりました。ただし、REにあった前扉脇の方向幕は廃止されています。
 冷房は観光バスと同じサブエンジン式を装備しています。このため、車内には太い風道が通り、サブエンジン部の床が1段上がっています。他社では、メインエンジン直結式が採用されだしていましたが、近鉄ではRC系および同時期のRJ(中型車)まで、サブエンジン式で入りました。
 車体のそのほかの仕様は、それまでのRE(77〜79年式)に準じていますが、前扉窓が上下一体になったほか、後面エンジンルーバーがなくなるなどの変化があります。


5694号車は晩年京都で過ごした 広告車5695

鳥飼営業所にて  1993年(らじめにあん氏撮影) *写真を押すと拡大表示します

 【社内番号5694】 登録番号:大阪22あ4129→京都22か5818
 車種:日野RC 車台形式:K-RC321 年式:1981年
 エンジン:ER200型・水平直6無過給165kw(225ps)
 サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式板バネ
 車体サイズ(長×幅×高):11110×2460×3120(mm)
 定員:乗客83+乗員1=84名 所属:鳥飼→京都営業所

 1981年式は80年式とは大差ありません。増備途中、降車ベルの音が「チン」から「ピンポン」に変更されています(メモリーブザー採用で、これ以前の車両は何度でも押せたらしい)。
 左写真の5694号車は、1993年に京都営業所に移り、晩年は京都線(京都〜奈良間)で使われました。右写真の5695号車は広告車ですが、この手法はなんとなく田舎くさいのが難点です。広告車は奈良・京都以外の車庫に在籍していました。また、広告板は京都・奈良の車両は小さめで、大阪府内の車とは外観で区別が出来ました。
 塗装更新を受けた車両は、側面の窓周りを黒く塗っていたのも特徴です。


5763号車 5763号車運転席
5763号車後面 アルミホイール車

鳥飼営業所にて  1998. *写真を押すと拡大表示します

 【社内番号5763】 登録番号:大阪22あ4352 車種:日野RC
 車台形式:K-RC321 年式:1982年
 エンジン:ER200型・水平直6無過給165kw(225ps)
 サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式板バネ
 車体サイズ(長×幅×高):11110×2460×3120(mm)
 定員:乗客83+乗員1=84名 所属:鳥飼営業所

 82年式では、停留所名表示機を装備したものもありました。運転席後部の仕切りには、「つぎとまります」や右折・左折の表示灯が設置されました(従来は「次停車」表示灯とブレーキ表示灯が別個に設置)。後面には、後付けで「バス停に入ります」「発車しますご協力ください」の表示装置も取り付けられました。また、バックカメラ搭載車もありました。
 右下写真の5766号車は、観光バスから転用のアルミホイールを履いています。こういう車は数台存在したようです。
 編集者個人としては、その走行音がとても好きで、阪奈生駒線を中心に(同線には比較的後まで走っていた)よく利用しました。
 1998年までに全て廃車となっています。

(最終更新:2004.7.17)

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