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近鉄バス百科 車両篇1(一般路線車)

6000番台 ノンステップバス・その4(日野レインボーHRその1)


6310号車 後面

鳥飼営業所にて 2003.7 *写真を押すと拡大します 

 【社内番号6310】 登録番号:大阪200か1223
 車種:日野レインボーHR 車台型式:KL-HR1JNEE 年式:2003年
 エンジン:J08C<J-VA>型・直6無過給162kw(220ps)
 サスペンション:前輪・後輪車軸懸架式空気バネ
 車体サイズ(長×幅×高):10490×2300×2885(mm)
 定員:乗客62+乗員1=63名 所属:鳥飼営業所

 2003年7月に導入された、中型幅の大型ノンステップバス。
 これまで近鉄バスでは収容力が減少することや車内段差が大きい、価格が高いなどとしてノンステップバスの導入には消極的になっていましたが、周辺他社がノンステップ化を進めていることや、近鉄バスにおいてもノンステップバスがコミュニティバスなどで入るようになったことも関係して、導入したものです。なお、大阪では京阪バスや阪急バスにも導入され、全国的にも売れ筋の車種として増えています。近鉄バスでは「ダックスフント」という愛称をつけています(このタイプは細長いのでファンや現場では「ウナギ」もしくは「もやし」という呼ばれ方をする。関西ではウナギと呼ぶのが普通のようだ)。

 当型式は、中型バスと同じ車体幅で、エンジンやタイヤなどは中型バスのものをそのまま使用しており、全長を10.5mと大型バス並みにすることで、定員を純粋な大型ノンステップバスと同じ程度に増やし、一方で座席数も多めに取ることが出来るなど(通常の大型ノンステップは25人、当型式は29人)、メリットが多く、また導入コストもワンステップの大型バスと大差ないという点も考慮されたものと思われます。外観はそのため、中型バスに似ていながら、非常に細長い車体を持っていることが分かります。車内のノンステップ部分は前〜中扉直後までで、以降はワンステップとなっています。
 エンジンは後部に横置きで搭載され、アングルドライブを使って後軸中央のデフにつなぐ方式です。この方式は、日野の中型ノンステップバスに共通して採用されています。このため、後部にはデッドスペースがあるものの、純粋な大型ノンステップバスに比べるとそのスペースはかなり小さく、その分定員の減少も小さいというわけです(逆にデメリットとして、エンジンが非力、整備性が悪いというものがある)。環境面ではエンジンにコモンレール式噴射を採用し、平成10年排出ガス規制適合。マフラーにはPMトラップ(酸化触媒)を装備しており、首都圏8都県市および京阪神6府県市指定低公害車となっています。
 行先表示機などの仕様は、従来のワンステップバスと大きく変わることはありません。
 社内番号は、中型系ですが大型車の扱いとなり、6000番台を割り当てています。 

(最終更新:2005.2.20)

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